*食の安全について*

さる月刊誌に、種子法の廃止や農薬残留量の緩和について、元農林水産大臣の山田正彦氏の論評がありました。

ラウンドアップという農薬をご存知ですか?スーパーやコンビニで普通に売られている除草剤ですが、主成分はグリホサート(ベトナム戦争で使われた枯葉剤)に界面活性剤を混ぜたものです。グリホサートの発がん性が2015年にWHOで認められ、その後世界33カ国で使用禁止に向けての規制が始まっているそうですが、日本では国産大豆の収穫前にラウンドアップを散布している地域があり、アメリカ・カナダ・オーストラリアでは収穫前の小麦にラウンドアップが散布されているそうです。また何故か日本では昨年12月にグリホサート残留農薬の基準が緩和され、小麦では30ppm(アメリカで25ppm、中国では0.2ppm!)となっているとのことです。ちまたでよく見かける〇〇製麺ではカナダの小麦を使用していると聞きますが…。

ラウンドアップに耐性を持たせた遺伝子組み換え農産物も開発されていて、そんな中で日本では遺伝子組み換えの種子が318種類も承認されているという遺伝子組み換え農産物の承認大国、ゆくゆくはラウンドアップ耐性の農薬漬けの食品だらけになるのではと心配になります。

次の世代のために、今こそ一人一人が真剣に食の安全について考えるべき時なのではないかと思いました。